ネットを話題にした本の中では、久しぶりに面白かった。
「WEBで誰でも情報発信できる」し、「ロングテール」でだれにでもチャンスが与えられている・・・という時代になったはず。
なのに、
・ネット上の話題は偏りがち
・以前よりもCDの売り上げは落ちても、ミリオンヒットは出やすくなり
・本の売り上げは落ちても、ベストセラーの販売数は増え・・
と、一部に成功が偏っている。
ネットでも、書名にあるGoogle, Amazonは大成功しているが、世の中に数百万もあるサービスのほとんどは日の目をみていない。
著者は、多様性のある世界では「一極集中点があって、残りはフラット」という形になりがちであるとして、その原理を解明しようとしている。
なかなかおもしろかった。
“グーグル・アマゾン化する社会 (光文社新書)” (森 健)
金沢に行って、塊魂をしてきました。
お昼にスタート 夜までがんばってやっとこのサイズ たった数分であんなに大きくできる王子は偉大だと分かりました。
まぁ、その、なんといいますか、記憶力がいい人には関係ないんですが・・・。
ぼくの場合は、自分の買った本とか忘れるわけです。
この間も書店である本を見かけて、
「あ!この本買いたいと思ってたんだよね・・・。けど今日は荷物が多いからやめとこう。」
と思って、家に帰ってみたらその本があったりとか。
で、いくつかMac用の蔵書管理ソフトを比較してみたところ、一番気に入ったのがBookPediaというソフト。
よさげな蔵書管理ソフトというのはどれも似たり寄ったりで、
・タイトルかISBNを入れると、Amazonから情報をとってきてくれる
・リスト表示の他に、画像での表示やいわゆる”Cover Flow”表示ができる
・あんまり精度のよくないバーコード読み取り機能がある
あたり。
で、結局決め手になったのは、本をタイトル検索で追加する際に、連続で入力しやすいこと
タイトルの一部を入力 [Enter]
Amazonでの検索結果見て、正しい本なら [Enter]
で、次のタイトルの一部を入力 [Enter]
Amazonで・・
という風に、タイトルとEnterだけで本が追加していける。これは便利!
というわけで、きちんと本を管理しようと思います。
HTMLで出力できるみたいなので、いくらか入力したら公開するかも。
訳あってアメリカ某社と電話会議しました。
ことの起こり:
ある日、サービスを使わせてもらっている会社から”There is a topic we’d like to discuss with you”とメールがきた。と、共にNDA書類がついていて、サインしろとか書いてあった。NDA書類がついているってことはそれなりの情報をくれるってことだろうし、特に中身も問題ないのでサインして返送した。 “Thanks”というメールと共に、”canference call at 8am Tokyo Time on Thursday”と電話番号の書かれたメールが来た。で、conference callなんてやったことないので「ちょとまて、ここに電話すればいいのか?」と聞くと”you are correct”。
去年のインターン中も英語で電話なんて一度もしなかったのに、急にこんなことになるとは・・・。昨日の夜から、心の準備をしてまさか寝坊しないように家中の目覚ましをフル動員(もし寝坊したら、向こうは会議室で待ちぼうけ)。朝起きてオレンジジュースを飲んで糖分を注入する(たぶん英語の解釈に脳みその9割が使われて、会話には10%くらいしか使えない)。YouTubeで英語のムービーをみつつ8時を待つ・・・。
で、先ほど電話会議してみました。英語で電話会議とかムリでしょ・・・と思ったけど、向こうはこっちがnon-nativeであることを把握していたらしく、ゆっくりしゃべってくれました。
結局30分ちょい喋ったけど、一応意思の疎通に問題はなさそうだった。よかったよかった。
内容は市場調査っぽい感じのこと。
相手「日本市場におけるなんたらかんたらはどうなっているの?」
ぼく「いや、ぼくは単なる学生だし、あんまりビジネスとか詳しくないんだけど・・・」
相手「ちょっと話は変わるけど、あなたの家と○○の間の通信遅延はどのくらい?」
ぼく「え・・・?」
みたいな会話をしていた。
他は、相手はそのサービスを提供している部署のお偉いさんぽいので、いくつか要望をだしといた。実現されるといいなー。
追記:
会話を録音しておいたので、それを聞き返してみた。相手の言ってることはそれなりに正しく理解しているっぽいけど、こっちが喋っている英語がひどすぎる・・・。
しばらく前のこの記事はこれを読むのに必要だった用語集。
自分用のまとめを兼ねて概要。
LTCMは1994年に設立されたヘッジファンド。ヘッジファンドというのは、「少数の投資家(個人or機関投資家)からお金を集めて運用して儲ける団体」のこと(らしい)。
LTCMはそのパートナー(「経営陣」でいいとおもう)が有名人ばかりで、後にノーベル賞を取るショールズやマートンなどの有名教授、ウォール街で大儲けしていると評判だったソロモンブラザーズのアービトラージ部門の面々、グリーンスパン議長の後継者候補などがいた。
LTCMのやり方は
・金融工学でモデルをつくって計算して、本来の価値差以上に差が開いている2つの債権その他をみつけ、その2つの価格がいつかは検収する(同じになる)ことに賭ける。
・その構成員に対する社会的信用によって、低金利で資金を借りる
・レバレッジを高くして、収益を何倍かに膨らませる
(元手で商品を買う。その商品を担保にお金を借りる。借りたお金で商品を買う。その商品を担保にお金を借りる・・・・を何回か繰り返す。ある商品の値段がちょっとでもあがれば、その何倍もの利益を得られる。もちろんちょっとでも下がればその何倍もの損失が出る。)
こうしてお金をガンガン稼ぐ。この方針は成功を収め、営業を開始して4年目には投資金は3倍近くになり、最盛期には運用10兆円以上を運用していたらしい。
だが、98年のロシア危機をきっかけに投資家が新興国市場から資金を引き揚げる。LTCMは金融商品の価格が「いつかは正常値に推移する」ことに賭けているが、市場は時に混乱して価格が適正でなくなる。このとき、LTCMの保持している資産も一時的に暴落する。そこで資金が尽きてしまい、他の金融機関から借り入れに対する証拠金を払えなくなる。しかし、超巨額の資金を運用している会社が潰れれば、大銀行が次々に潰れかねないため、FRB(アメリカの中央銀行)主導で銀行が集まり、共同で救済にあたった。
前半(LTCMの業績が好調なときの話の部分)で、実際には後になって間違いだったと分かる仮定の部分などをわざわざ「こんなはずはなく、後で間違いだと分かるわけだが・・・」という感じで書いている部分が多くて、ちょっとライブ感を損ねてしまっている気がした。他は表現もうまく、特に後半は没頭して読んでしまう感じだった。
物語としてもそれなりに面白いけど、やっぱりノンフィクションなのでこの事件が何を意味しているのかと言うことを考えるのが一番楽しい。
本の中でLTCM崩壊の一番の原因として挙げられていたのは、仮定していた価格変動の確率分布の間違い。LTCMでは市場価格のぶれは正規分布に従うと仮定していたが、現実には異常値(分布の両端)は正規分布よりも多いらしい。ただ、それでもこれらのモデルは一般的なトレーダーの「勘」よりもずっと精度は高かったし(だからこそLTCMは驚異的に高い収益率だった)、これをもって崩壊の原因とすることはできないと思う。それよりはむしろ、「自分たちのモデルが成功したから、自分たちは頭がいい→自分たちの勘は他の人よりもすぐれている」と一部パートナーが考え、きちんとヘッジしないような取引をしたり、普通の水準からは考えられないようなレバレッジをかけたりしたこと、周りの意見を聞かなくなったことなどが原因のように思える。
LTCMを崩壊させたとはいえ、彼らがとても頭が良く天才であることは間違いないと思う(し、一文無しになった様にも言われているけど、資産の大半を失った後でも資産数億円の大金持ち)。ただ、どんなに頭が良くても周り(その「周り」もノーベル賞学者とかなわけだけど)の忠告を聞けないようになってしまったら、どうしても勘違いや視点の偏りを生じてしまい、失敗につながるということだろう。
“最強ヘッジファンドLTCMの興亡 (日経ビジネス人文庫)” (ロジャー ローウェンスタイン)
ひさしぶりにやってみた。思ったより筋肉痛にならなかった。よかった。
世界に“コンピュータ”は5つあれば足りる − @IT:
日本でlivedoorやKDDIがGmailを採用したのは象徴的な動きだ。ISPやキャリアですらサービスのインフラとして他社のメールサービスを採用するような時代に、いったい一般企業が自社でメールサーバを持つ意味など残っているだろうか。
いい話かもしれないけど、Single Point of Failureになっている気がする。いままでだとメールサービスプロバイダが1社つぶれても他のところを使えばよくなるけど、メールサービスを提供するのがGoogleだけになったとしたらそういうことはできなくなる。データセンターは当然冗長化されているだろうけど、例えばGoogle本社が吹き飛んだら、例えデータが世界のどこかのサーバーで守られていてもどうしようもないような・・・。
「博士余り」解消へ「20%ルール」!?物理学会が提言
若手の研究者は、仕事時間の20%を自由に使って好きな研究を——。日本物理学会(坂東昌子会長)が、こんなユニークな提言を発表する。「20%ルール」は米企業「グーグル」などが取り入れて、社員のやる気を引き出しているが、学会が呼びかけるのは異例。背景には、博士号を取得しても、希望する研究職につけない「博士余り」の問題がある。若手博士の視野と発想力を広げ、企業など幅広い分野で活躍させるのが狙いだ。
就職難博士に「求職中」マーク 応用物理学会が考案
大学院で博士号を取得した人の就職難が深刻化するなか、国内屈指の大学会である応用物理学会(約2万4000人)が、求職中を示す「キャリアエクスプローラーマーク」を新設した。同学会は企業人が約半数を占めることから、求職中の博士らが学会で発表する際にマークを明示することで、企業への就職に役立ててもらいたいとしている。
実現性はともかくとして、学会がこういう救済策に乗り出すっていうのは面白い。情報系と他では学会の位置づけが違うのかな?