宣伝のためのブログ記事はスパムメールと変わらない

7 Dec

Blogなどのパーソナルメディアが普及してきたことに伴って、「口コミ」の力が大きくなってきた。個人的にはパーソナルメディアの力が大きくなること自体は問題ないと思う。

しかし衆偶政治とはよくいったもので(政治じゃないけど)、パーソナルメディアの担い手たちはメディアであることの認識が薄い。ブログサイトランキングや統計サイトが登場する理由もこのあたりにあると思うけれど、とりあえずそれは置いておく。

ここで議論したいのは、このパーソナルメディアを広告媒体として利用する話。ここ数年、口コミマーケティングと称するマーケティング手法が広まっている。自分は専門家ではないので何を口コミマーケティングと呼んでいるのか、また具体的にどういう形なのかはあまり知らない。ただ、ブログの書き手が記事を投稿し、それが閲覧される(または何かがクリックされる)とお金がもらえるという形が一般的だとおもう。

口コミマーケティングが有望な新マーケティング方法として売り出され、またアフィリエイトを目的としたブログの作り方が本になって紹介されているのは異様だ。これらは本質的にはスパムメールと何ら変わらない。

メールは個々人宛てに届くが、ブログは個々人宛てに届くものじゃないから違うという意見もあるかもしれない。でも、たとえばキーワードによるアラートサービスを利用している人からみれば、スパムメールと同等だ。また自分の日記に広告の記事を投稿するのは、スパム業者に友人のメールアドレスを売り渡しているに等しい。届け先がメーラーからRSSリーダーに変わっただけだ。

スパムメールのようなみんなから忌み嫌われているという認識が広まっていないのが問題なのかもしれない。すでにWeb系の学会ではスパムメール・検索エンジンスパムと並んで、スパムブログの除去方法に関する研究が盛んだ。ブログに広告のための記事を載せる行為も徐々に、迷惑行為だという認識が広まっていくのだろう。

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