鈴木宗男と野田敬生

23 Nov

駒場祭で対談を聞いてきました。

鈴木さんのほうは、ご存知の有名な元議員さん。
野田さんのほうは、公安調査庁出身だけど、最近はターゲットにされている?とかなんとかいろいろありそうなジャーナリストさん。

最初は双方自己紹介。宗男のほうは、20分ほどしゃべっていた。要は「正直者なんだよ!私は。」という感じ。野田のほうは、武富士事件などを持ち出して「悪と戦っている正義なんだよ!」という感じ。
利益誘導と鈴木宗男といえば、当然北海道への利益供与・・・とかそういう話。「地方は困っているんだから、助けなきゃ。」というのが宗男の主張。そして宗男・野田共に「利益供与は言葉は悪いが政治の本質」という主張。

その後は、適当に話が進む。全体的に、野田のコメントに関連して、宗男が話すという構図。野田は質問しているが、宗男はそのままは答えない。
宗男は「反マスコミ」、野田は「反権力」。宗男も後半は「反権力」だった気も。
「愚直で・・・」と自分を繰り返し表現していたが、宗男は、確かにある程度正直な気はした。ある程度。彼の主張は大まかに「日歯連で1億円の橋本さんは不起訴で、自分は起訴。自分はそれより悪くない!だから私は悪くない。」といったところ。利益誘導などについても、「もっとこんなことをしている人もいる!」と。分かりやすく捉えれば「もっと悪いことしてるのに、俺だけ・・・。ずるいよ!」というところだろう。確かに、心情は理解できる。でも、情には訴えられても、理性には訴えられないと思う。

話を聞いていると、政治の世界におけるいろいろな問題点はでてくる。確かに彼は権力闘争に途中で負けた被害者かもしれなくて、マスコミのターゲットにされた被害者かもしれない。でも、そういった混沌とした政治の世界に入った「自己責任」といえるのかもしれない。

宗男は地方を重視せよという立場だし、「地方は自立していけないから、支援しないといけない。社会保障制度と同じ。」。宗男っぽく情に訴えれば「地方で生まれ、育ち、働き、骨を埋める人たちがいかに苦しんでいるか・・・」となるが、そもそも他人に頼らないといけないコミュニティを外部の力で存続させることに意味があるのか?という問題もあるだろう。そういった逆の話については一切触れていなかった。

思うに、もうすこしメタな議論をすべきだと思う。地方が大事!という議員と、都会が大事!(と表立って言う人は少ないだろうが実質として。)という議員がいたのでは、四六時中政治のことばかり考えているわけではない一般の人には全体像すら見えない。
そうではなく、「地方優先と、都会優先にはこういったトレードオフが存在するが、こうこうこういった観点からみて、このトレードオフの閾値を現状よりこちらにずらすべきだ」といった議論が必要だろう。もちろん、彼らはその必要性は理解しつつ、より自分に有利な方法として現在の方法を採用している可能性も高いが・・・

一緒に聴きに行ったT宮さんは、宗男の話し上手さに感心していた。情に訴える話をところどころに混ぜている。たしかにうまい。情に関する話は、どんな対立においても両者にあるだろうから、本質的な意味はないということは分かっている。それでも聞いている間は流されそうになってしまうのはやはり「話し上手」なんだろうか。さすが政治家。以前、橋本龍太郎の講演を聴いた時にも思ったが、政治家は話し上手だ。それは、どの政治家にも共通する能力だろうとおもった。

特にまとめや落ちのない、とりとめのない文章だ・・・。

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